デザイナーであるArne Vodder(アルネ・ヴォッダー)は、デンマーク家具業界の四天王の一人であるFinn Juhl(フィン・ユール)との強い繋がりで有名です。元々彼の元に師事し、その特徴のある有機的で美しい曲線美と共に、特にローズウッドを中心とした希少材を用いたエクスクルーシブな作品作りを継承しました。後期はそんな師と共同作業を行ったり、CADO、Bovirke、Sibast、Fritz Hansen....と言った名だたるデンマーク国内の製造会社、デザイン事務所と仕事をしていくこととなります。デンマークのみでなく特にアメリカ市場にて1960年代以降大ヒットすることとなる彼の作品は、当時の大統領であるジミー・カーター氏にも気に入られることとなるほどのポピュラリティーを獲得します。彼のシグネチャーデザインと言うべき家具はとても多く、まさにデンマーク家具の黄金期を支えた一人なのです。
こちらの"Model 223" Working Deskは、そんなArne Vodderによりデザインされ現在でも、名工房であるSibast(現Sibast Furniture)により設計・製造されました。彼のデザインらしい、最高級レベルのローズウッド材をふんだんに用いて製造されており、各木部のプロポーションや特徴的な金属の取手の意匠などと合わせて非常にシックな仕上がりとなっております。またこちらの一品は彼の数多くあるデスクデザインの中でも珍しい、天板が全面レザー張りとなっており、このデスクをずらっと並べて採用していたデザイン事務所の絵が思い浮かぶようです。特異的に大きいデスクのサイズと合わせて、多角的にクリエイティブな作業をされたい方にとってこれ以上のデスクは無いでしょう。
当店にございますこちらの一品は、当時デンマークで使用された際にアームチェアと使用されていたためか、オーナーによって天板下の木部の一部がカットされております。(詳細なお写真はお問い合わせくださいませ。)そのため、現在の実勢価格の半額程に設定させていただいております。しかしながら、Sibastの製造を示すシールは引き出し内に完璧な状態で保存されており、各木部、引き出しの機能の状態も非常に良好です。現在、最終リペアの前段階ではありますが最終的なリペアでは、小傷を可能な限りサンディングし整え、天然由来のオイル/ワックスのコンビネーションで仕上げ、特に品質の選りすぐられたこちらのローズウッド材の木目を引き立たせます。(驚くべきことに、こちらの作品はもちろんArne Vodderの作品の多くの大部分が超高級なローズウッドのソリッド材で構成されております....) なお、レザーは当時使用されていたもののままとなっておりますため、ある程度の使用感が認められます。ヴィンテージの質感を大事にされたい方はそのままでも実用上の問題はございませんが、当時実際に使用されておりましたデンマークのSorensen社のレザーはもちろん、国内外のレザーを多様なカラーと共にご案内可能ですのでそちらは事前にお問い合わせくださいませ。最高級のデスクをディスカウント価格で入手できる機会は非常に少ないため、是非この機会に。
Size |
W190 L93 H73(cm) (地面から天板下まで69cm、地面から切り込み上まで66cm *切り込みのない場合は63cm) |
Material |
Rosewood |
Designer |
Arne Vodder |
Manufacturer |
Sibast Furniture |
Origin |
Denmark |
Date |
Circa 1960’ |
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